サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会出場をかけたアジア最終予選で、日本代表は1日午後7時10分からホーム(埼玉スタジアム)でB組首位のサウジアラビアと対戦する。

1月27日の中国戦では2−0で勝利。約3カ月ぶりのテレビ朝日による地上波中継となった。

テレビ朝日スポーツ局スポーツセンター・プロデューサーの高橋育麻氏は「解説の松木安太郎さんと内田篤人さんには事前の選手取材から打ち合わせまで、選手同様に準備を重ねてこの一戦に挑んでいただきました。おふたりの解説への反響は感じております」と振り返る。ベテランの松木氏に的確なコメント力を持つ内田氏の解説は、SNS上でも好評だった。

今回のサウジアラビア戦は、中田浩二氏(42=鹿島クラブリレーションズオフィサー)も“参戦”。「テレ朝サッカーとしても総力戦で運命の大一番に挑みます」と意気込む。

放映権の大幅な高騰により、地上波で見られるのはホーム戦のみ。感動の瞬間を全国のお茶の間に届ける責任を、高橋氏は感じている。「テレビの前での応援でも、きっと戦う選手たちへの後押しになると思います。その一助になるのが地上波テレビ中継の役割だと思っています」。

テレビ朝日が日本代表のW杯最終予選を中継するのは、06年ドイツ大会から5大会目。コロナ禍で行われる今回は、感染対策にも徹底的に気を配る。「アジアの長く険しい戦いを勝ち抜くサッカー日本代表の姿に毎大会、感動をいただいてきました。今大会もその戦いをお伝えできることに感謝しつつ放送に携わっていきたいと思っています」。

10月にアウェーで敗れたリベンジを期す一戦。引き分け以下なら3位転落の可能性もある。「最大のヤマ場」であることは、長く中継に携わってきたテレビ局も感じている。“絶対に負けられない戦い”を日本中へ届ける責任感とともに、日本代表を後押しする一翼を担う。

日刊スポーツ 2/1(火) 14:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd4b5b3d461f4b20f575557a97bc0483e70f56b9

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