2/1(火) 9:04
スポーツ報知

玉川徹氏、緊急事態宣言発出に慎重姿勢の岸田首相は「助かった命を助けられなかった時に追い込まれるのでは」
東京・六本木のテレビ朝日
 1日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)では、都内の1月31日の新規感染者数が月曜日としては過去最多の1万1751人を数えるなど感染が急拡大している新型コロナウイルスについて特集した。

 東京の病床使用率が49・2%と、入院患者があと55人増えると緊急事態宣言要請の検討基準である50%に達することについて、コメンテーターで出演の同局・玉川徹氏は「緊急事態宣言を出すか、出さないかって、極めて政治的な問題になってますよね」とまずコメント。

 「医療的な合理性とかそういう問題じゃなくて、政治的な問題になってます。ただ、出さないということに関して政治的なリスクは多分、岸田(文雄)総理にとってあると思う。前の二つの政権は緊急事態宣言を出してきたわけじゃないですか? なるべく出したくないという方向で考えているみたいですし、取材しているテレビ朝日の記者の話を聞いても全然出すつもりはないということです。いずれは出すつもりだけど、タイミングをはかっているんじゃなくて、全然、出すつもりがないという取材結果のようです」と説明すると、「結局、感染がこれ以上増えて追い込まれた時にどういう政治的リスクを抱えるかって考えているんですかね? 例えば重症者が少ないって言うけど、医療のひっ迫は今、現実に起きています。救急(患者)を受け入れられない病院も続出している。これから医療がひっ迫していなければ助かった命が助けられなかったということが出て来た時に追い込まれるんじゃないですかね?」と続けた。

 その上で「医療ひっ迫は重症者だけの問題じゃない。医療全体が崩壊するということですから、この冬場に救急で運ばれる一刻を争う形の方たち、脳疾患、心臓疾患にしろ、それがあちこち運ばれているうちに亡くなったという話が現実になった時にどうなりますかねってことなんですよね」と警鐘を鳴らした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/42b7cfe4b3b068ee4865f0d012acd09a8f2727d2