2022年01月27日 05時15分

 落語家の三遊亭円楽(71)が脳梗塞のため、25日に入院したことを所属事務所が26日に発表した。意識はあり、命に別状はないという。

 新型コロナウイルスにも感染していないが、感染対策のため家族ですら面会できず、詳しい状況は分かっていない。円楽は2月いっぱいは休養。復帰時期は未定という。

 日本テレビによると、円楽が出演する「笑点」の今月30日放送分は収録済みで、予定通り放送する方針。

 円楽にとっては肺がん(2018年)、脳腫瘍(19年)に続く3度目の大病だが、ファンからは復活を熱望する声が上がっている。

「円楽さんは18年に肺がんの手術を受け、休養を挟んで高座復帰を果たしましたが、そこで披露したネタが『短命』だったんです。命に関わる病気からの復帰ネタが『短命』とは、ちょっとドキッとしますが、実は『短命』は自分が長生きする理由を悟る話。円楽さんは当時、あえて『短命』を選んだといわれています」(日テレ関係者)

「短命」は、円楽の師匠である5代目円楽さん(享年76)の十八番でもあった。

 円楽の長男で声優の会一太郎(あい・いちたろう=34)は、円楽が入院した25日、ツイッターに「父の落語の復帰戦の時『短命』をリクエストしたお客様が居るって話を聞かされた事を思い出した。不謹慎かと思いきや、めちゃくちゃ落語を知ってて粋なリクエストなんだよね」と記した。

 今回もファンからは復帰した暁に「短命」の披露を求める声が上がっているという。

 円楽が元気に戻ってくる日を心待ちにしたい。

https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/3953783/