24日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)では、都内の23日の新規感染者数が9468人を数え、3日連続で9000人を超えるなど感染が急拡大している新型コロナウイルスについて特集した。

 コメンテーターで出演の同局・玉川徹氏は、政府の新型コロナウイルス対策を議論する基本的対処方針分科会の尾身茂会長がオミクロン株対策に関して「ステイホームなんて必要ない。人流抑制ではなく人数制限」などと発言。「ご迷惑を掛けた」と訂正に追い込まれた件について、「尾身会長がなんでこういう発言をしたかという背景を考えるとですね。やっぱり、分科会というものが感染症の専門家だけで構成されているわけじゃないということですよね」とポツリ。

 「感染症の専門家であれば、感染力が3倍、4倍というウイルスになったとしたら、その結果として、医療ひっ迫とかいろいろな問題が既に起き始めてますけど、それが見えている状況だったら、緩めて下さいって受け取られるようなメッセージは出しませんよ」と続けると、「だけど、分科会の中に経済の専門家もいて、経済界はずっと強い対策を嫌がってますよね。そういう風なことも背景にして圧力もあるんだと思います。無言の圧力もある中でこういう(尾身会長の)発言になったと思うんですが、ただ経済界からは規制をしてほしくない、規制をすれば経済に悪影響があるというのは当初から言われていることなので」と話した。

 最後には「なんで、ここに来て急にという部分で言えば、メディアや世論とまでは言えないかも知れないけど、オミクロンが重症化率が低いということをことさらに強調してきた部分があって。若者が恐れないという感じが出て来ているという世論調査も出て来ている。テレビに出ている人もそういう話をしている人が多くなってきて。規制なんかかけてもしようがないとか、インフルエンザと一緒なんだからいいじゃないかということを堂々としゃべる人も増えてきているので、やっぱり、そういう風な影響もあるんじゃないかと私は思います」とした。
 
スポーツ報知 1/24(月) 12:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/82fb03a2fedbaafec64e482c56dcf3170f3b5455