0001爆笑ゴリラ ★
2022/01/20(木) 05:51:45.93ID:CAP_USER9東スポWeb
自主トレを公開した岡本和（球団提供）
これぞ一流の証し――。巨人・岡本和真内野手（２５）の進化が止まらない。昨季まで２年連続で２冠王に君臨し、念願のゴールデングラブ賞も初受賞。今季も不動の４番打者として自身初の４０発超えにも期待がかかるが、快進撃の礎を築いてきたのは人一倍の練習量だ。チーム内でも練習の虫として知られるが、その真髄はすべてには全力を使わない〝手抜き〟にあった。
心身ともに充実したオフのようだ。１９日には練習後にリモートで報道陣に応対し「年末年始ですか？ どこに行ったって言えば（昨年１２月）３０日に桑田佳祐さんのライブに行ったくらい。いやあ、もう最高です」。推定年俸３億円到達のご褒美に行くと誓っていた人気ステーキ店「ウルフギャング・ステーキハウス」へ実際に行ったのかを問われると「プライベートに踏み込んで来ないでくださいよ！」と突き放したかと思えば即座に「行きましたよ」と認めるツンデレぶりだった。
２０２２年もいつもの調子だっただけに、今季も大爆発が期待できそうだ。そんな岡本和を支えるのは、チームの誰もが認める豊富な練習量。強じんな肉体と飽くなき向上心をベースに、１年目から徹底的にバットを振り込み、ノックもしこたま受けてきた。
しかし、実は何でもかんでも全力で打ち込んでいるわけではないところがミソだという。ある巨人ＯＢは「ひと口に練習と言っても打つ、守るだけでなくウエートやランニングなどメニューはたくさんある。例えば、キャンプ。一流の選手は１日の練習メニューを見て自分でテーマを決めてどこで力を入れるか、どこで力を抜くかを自分で決められるだけの判断力を持っている。和真にはそうした力がある」と明かす。
確かに、昨季の岡本和はそうした一面を垣間見せていた。チームの〝拘束力〟が働く全体練習でも、アップ時のランニングの距離を堂々とちょろまかし、他のナインの半分ほどの距離を走ってぶっちぎりのトップでフィニッシュ。当然のように同僚たちから「オイッ！」とツッコミを受けたが、ニコニコと笑いながら華麗に〝スルー〟し、その後の打撃や守備練習では目の色を変えて汗を流していた。その時々の自分の体調やテーマを考えた上でメニューを自分の中で取捨選択し、走ることを「不要」と判断したに違いない。
「去年はすべてにおいて納得のいくものではなかったので、少しでも『いいシーズンだったな』と言えるようにチームとしても個人としても頑張っていきたい」。締めるところはしっかり締めた〝手抜き王〟の新たな戦いがもうすぐ始まる。
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