1/13(木) 9:10 Rolling Stone Japan
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ザ・ロネッツ時代のロニー・スペクター(Photo by Gilles Petard/Redferns)
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60年代に活躍したニューヨーク出身の女性歌手グループ「ザ・ロネッツ」のリーダーで、「Be My Baby」「Walking in the Rain(邦題:恋の雨音)」といった不朽の名曲を歌ったロニー・スペクター(本名:ヴェロニカ・ベネット)が、ガンとの短い闘病生活の末、1月12日に亡くなった。享年78。

「ロニーは目を輝かせ、快活で、ユーモアのセンスに富み、笑顔を絶やすことなく人生を送りました」と、彼女の家族は声明で述べている。「彼女は愛と感謝の気持ちでいっぱいでした。彼女の喜びに満ちたサウンド、遊び心、不思議な存在感は、彼女を知る人、聞く人、見る人の中に生き続けるでしょう」

ロニー・スペクターの柔らかさと鋭さの入り混じった歌声は、ガールズグループ黄金時代の象徴というべきロネッツの楽曲に力を与えていた。1963年の夏に発表された「Be My Baby」は、プロデューサーのフィル・スペクターによるウォール・オブ・サウンドの傑作として高い評価を受け、のちの音楽シーンに多大な影響を与えた。同曲は米ローリングストーン誌による「歴代最高の500曲」ランキングで第22位に選ばれている。その後もロネッツは、「Baby, I Love You」「Walking in the Rain」などヒット曲を連発。1964年には渡英してローリング・ストーンズとツアーを行ったが、60年代半ばには活動休止。1966年、ビートルズ最後のコンサートツアーの前座として北米を周ったのを最後に解散した。

1963年、ロネッツと契約した直後にフィル・スペクターはロニーと関係を持つ。二人は1968年に結婚し、1972年に離婚。彼らは1968年に結婚し、1972年に離婚。1990年の回顧録『Be My Baby: How I Survived Mascara, Miniskirts, and Madness, or My Life as a Fabulous Ronette』で、ロニーはフィルとの関係について、何年にもわたる暴力と虐待に苦しめられていたと綴られている。

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