虹色のトロツキーの結末は、主人公がノモンハンで戦死するんだけど
あまりのつまらない終わり方に、個人的には衝撃だった。

よくもまあ、人に見てもらう作品で、このような終わらせ方をしたもんだと。
これは原作のヴィナス戦記の2部でもそうだし、ナムジ、神武でも
ほんとうにつまらない終わり方だった。

安彦はエンターティーナーとしては3流にも届いていない。
才能以前に、人としての感性が壊れている。
それはそれで、孤高の芸術家としては評価される可能性はあったが
安彦の画は、大衆が最も好む絵だと思われ、
そのギャップが、安彦の評価を、富野や宮崎駿に届かないものとしている。