1/12(水) 15:02配信
中日スポーツ

 コラムニストの小原ブラスさん(29)が12日、フジテレビ系朝の情報番組「めざまし8」にコメンテーターとしてスタジオ出演。精子提供を巡る訴訟問題に嫌悪感を示した。

 夫に遺伝性の難病の疑いがあるという30代の女性が、SNSで知り合った男性から性交渉で精子提供を受けて出産。だが、未婚で京都大卒の日本人だと認識していた男性が、中国籍で別の国立大卒の既婚者だったと判明。女性は東京大卒の夫と近い学歴の男性を求めていたため、精神的苦痛をこうむったとして損害賠償を訴えている。

 小原さんは精子提供という選択肢は肯定的に捉えたものの、「東大卒の精子提供を希望するとか、学歴とかで子供を決めるというのがどうも…競馬の種馬を掛け合わせるみたいな…。カスタムベイビーみたいなそういう感覚がすごくボクにはちょっと理解できない」と内容に嫌悪感を示した。

 続いて「子が生まれた時に、この子、お父さん高学歴やのになんでこんなに勉強できひんのやろって責めたりすることにもつながる」と懸念。「親の学歴と子供の学歴っていうのは、もしかしたら医学的には何かあるのかもしれないけども、そうなって当然だみたいな考え方で生きて行くのはすごく子供にとってつらい」と学歴を重視しすぎる考え方を疑問視した。

 さらに「倫理的にどこまでこういうカスタムをすることをオッケーとするのか考えていく時期になったのかも」と今後の議論の必要性も指摘した。

 ネット上では「ブラスさんの意見が一番しっくりくる」「いいこと言った」「よく言ってくれた」と小原の意見に賛同する声が散見された。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9005606bbbddaefdfba6ff0c143730935c27e8b2