優勝候補の名門・静岡学園(静岡)の守護神で今大会ナンバーワンGKとの呼び声が高かった生嶋健太郎(3年)は、まさかの敗退で涙を飲んだ。

 4日に行われた関東第一(東京B)との準々決勝(フクアリ)で1―1からPK戦で3―4と敗れて国立の舞台へと進めなかった。

 静岡学園はここまで攻撃力もさることながら鉄壁の守備も披露し、この日の前まで3試合連続無失点。その中心にいたのが、守護神の生嶋だった。驚異的なセーブ力に加えて足元の技術にも定評があり、ピッチ内で発揮するリーダーシップも抜群。まさにチームの精神的支柱で、世代トップのGKとして大きな注目を集めた。

 しかし、2大会ぶりの優勝へついえた。今後はその進路にも注目が集まるが、生嶋は「一般受験します。関西のほうの私立大を受けようと思っている。慶応は落ちてしまって…。進路が厳しくなってしまったので、一般受験してサッカー部に入って頑張りたい」と明かし、志望していた慶大への推薦入学が叶わなかったため地元の大学への一般受験に切り替えるという。

 ピッチ内外で経験した挫折を糧に、今度は大学サッカー界で輝けるか。

東スポ 1/4(火) 19:20
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