2021.12.30 17:30
まいじつ 

演芸番組『笑点』(日本テレビ系)のレギュラーだった落語家・林家三平が、12月26日の放送をもって同番組を卒業した。

三平は2016年5月、故・桂歌丸さんの卒業と春風亭昇太の司会就任に伴い、新たなレギュラーとして番組に加入。当時45歳と最年少回答者となったが、その歴史はわずか5年半で幕を下ろすこととなった。

「三平ははっきり言って実力不足。つまらない上に間が悪く掛け合いもできず、5年で終わったのも納得なほど酷い有様でした。これを如実に表していたのが、dボタンによる大喜利への視聴者投票。視聴者は座布団運びの山田くんを操作し、面白かった回答者には座布団をあげ、つまらなければ奪うことができるのですが、この機能を使って三平の座布団を奪う人ばかりで、三平は座布団0枚で終わることが頻繁にあったのです」(テレビ誌記者)

ネット上では、「ピンクはつまらない」並みの定番ネタとなり、ツイッターにはひたすら三平の座布団を奪うことを報告するユーザーが多発するほど。半ばいじめ的なミームと化し、三平はメンバーの中でも迫害される存在となってしまった。


毎回0だった視聴者投票がとんでもない数字に

しかし、卒業回に関しては、さすがの視聴者も態度を軟化させた模様。この日は打って変わって三平に座布団の投票が吹き荒れ、終わってみればなんと7万9808枚という断トツの数字を叩き出した。次点の林家たい平が1万8861枚だったことから、これがいかに突出した数字であるかが分かるだろう。

普段は鬼のように厳しかったが、最後とあって優しく送り出していった視聴者。この光景はネット上でも、

《始まって以来の枚数でしたね》
《初志貫徹してゼロにしろよ。お前ら甘いな》
《三平は常にゼロだったのに最後だからめっちゃ増えてるw》
《最終的に8万近い座布団でお見送りされる》
《今まで見たこともない数字になってるわ》
《普段からやっとけよ そしたら辞めなかったかもしれないだろ》
など話題になったのだった。

陰湿な国民性だが、最後くらいは良心が芽生えたようだ。

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