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 12月27日(現地時間26日、日付は以下同)。トロント・ラプターズは敵地ロケットモーゲージ・フィールドハウスでクリーブランド・キャバリアーズ戦に臨んだ。

 ラプターズはフレッド・バンブリート、パスカル・シアカム、OG・アヌノビー、スコッティ・バーンズ、ギャリー・トレントJr.といった主力を含めて計10選手が新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りという厳しい状況の中、キャブズ戦を迎えることに。

 渡邊雄太はクリス・ブーシェイ、ダラーノ・バントン、シヴィ・ミハイルーク、DJ・ウィルソンと共にスターターとして出場。今季初先発(通算5度目)となった27歳のフォワードは、序盤から3ポイントにリング下、ミドルレンジジャンパーと積極果敢に攻め立てる。

 第3クォーター途中にはリーグ最長身(226センチ)のタッコ・フォール相手に鮮やかなスクープレイアップを放り込むなど奮戦し、いずれもゲームハイかつキャリアハイの37分10秒、26得点13リバウンドをたたき出した。

 この試合、渡邊はフィールドゴール試投数(20本)と成功数(11本)、ターンオーバー(5本)でも自己最多を記録し、キャリア2度目のダブルダブルを残すも、チームは99−144で大敗。

 キャブズはケビン・ラブとダリアス・ガーランドがそれぞれ22得点、ラウリー・マルッカネンが20得点、リッキー・ルビオが16得点を残すなど計6選手が2ケタ得点を残し、チーム全体で39アシストとラプターズを翻弄した。

 新型コロナの同プロトコル入りによって試合の延期もあり、ラプターズは19日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦以来、約1週間ぶりの試合。代替選手たちとは「(移動する)バスで初めて会いました」と渡邊は試合後に明かし、さらにこう続けていた。

「普段、僕たちは試合前に相手チームの映像を観ています。でも今日は自分たちの映像を観ていました。なのでいつもの試合とは全然違うものでした」。

 地元メディアから今年のクリスマスについて聞かれると、渡邊は「何もありません。昨夜ここ(クリーブランド)に着いて、自分の部屋で、1人で食事を摂りました。最高のクリスマスの過ごし方でした」と話している。

 初めて一緒にプレーする選手たちがいる中で、自己最多のスタッツを残した渡邊。だがチームが大敗してしまったこともあり、渡邊は「数字だけ見たら、いい数字だと思いますけど、さすがに45点負けの試合でダブルダブルとっても、正直、全然うれしくないです」と口にしていた。

 それでも、少数精鋭の中で最大限の活躍を見せたことは、今後に向けて貴重な経験となったに違いない。

【キャリアハイ更新❗】渡邊雄太が自身5度目の先発出場で26点・13リバウンド! 主力不在のなか大奮闘👏|2021-22シーズンハイライト(202...
https://youtu.be/rWVxk9xwoI0 @YouTubeより

BOX SCORE
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