来季のJ3降格が決まっているサッカーJ2愛媛の公式マスコット「伊予柑太」が25日、自身のツイッターを更新。
20年ぶり日本一に輝いたヤクルトからまさかのフリーエージェント(FA)を宣言した超人気マスコット「つば九郎」
争奪戦のあおりを受け“傘振り”の練習をさせられていることを悲しげに報告した。

つば九郎は今月12日に2012年以来9年ぶり2度目となるFAを宣言。球団を通じて「すこしかんがえるじかんをください」と
コメントを発表して熟考期間に入り、現在、野球界の枠を超えた各業界から争奪戦となっている。

それを受け、愛媛のグッズショップは14日、公式ツイッターを通じて獲得調査に動くことを発表。オファー内容について
「グッズショップ店長就任」「年俸倍増+出来高」「ポンジュース飲み放題」「みかん食べ放題」と魅力的な条件を
提示するとともにつば九郎獲得の際には「人的補償」ならぬ「マスコット的補償」として「伊予柑太」をヤクルトに
差し出すことを公表した。

これを知った当の「伊予柑太」は自身のツイッターで即座に反応し「マスコット的補償??聞いてねえーぞ!!」と激怒。
緊迫の事態を迎えていたが、ついにこの日は「事務局スタッフにこれ渡されたぜ…」とヤクルトの応援必需品である傘を
渡されたことを写真付きで報告。その後、さらにツイッターを更新し「事務局スタッフに『とりあえず、とりあえずだから
傘を振ってみて』と言われたぜ…」として、ヤクルトのマーク入り傘を左右に振る10秒間の動画をアップした。

残念ながらその表情はうかがえないが、傘を振る腕の動きには悲壮感がありあり。100以上の団体から熱烈オファーを
受けているつば九郎はまだ自身の去就を明らかにしていないが、「伊予柑太」の今後からも目が離せなくなってきた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/afe222dd1e181f022f597e5b34d1a78b8cc05b4d