今月１８日に札幌市内のホテルから転落死した女優、神田沙也加さん（享年３５）とミュージカル「マイ・フェア・レディ」で共演していた俳優、前山剛久（３０）が２２日、所属事務所の公式サイトで沙也加さんとの交際を認めた上で、追悼のコメントを出した。結婚を前提とした交際で、現在は憔悴（しょうすい）しきった状況だといい、残された者の悲痛な叫びだけが響く。

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前山は真剣な交際だったとし「将来を見据えたお話もさせていただいておりました」とも。そして「女優としても、人としても、大変尊敬する存在でした。ただ今は、神田沙也加さんが天国でも、あの素敵な笑顔のままいてくれる事を願い、心よりご冥福をお祈りいたします」（原文ママ）とつづった。

沙也加さんは離婚後、元ジャニーズＪｒ．の男性と交際していたが、今年春には破局していたという。その後、かねて共演経験のあった前山との交際が始まり、「マイ・フェア・レディ」で共演する中で親密になっていった。

精神的に不調になることもあった沙也加さんを前山が献身的にサポートしていたという。発売中の「週刊文春」は、沙也加さんが部屋に残していたという書き置きには事務所宛のものと、前山に宛てたものがあったと報じている。それだけ、沙也加さんにとって前山の存在は大きかったのだ。

「一部では前山との間に確執があり、沙也加さんが悩んでいたとも報じられていますが、そうしたトラブルはすでに解決していたそうです」と芸能関係者は話す。

それだけに、前山の心痛も大きく、憔悴しきっている状況だという。所属事務所も医師の指導を受けながら、前山をメンタル面でもサポートしていくとしている。

まな娘を失ったばかりの母親で歌手、松田聖子（５９）は大みそかのＮＨＫ紅白歌合戦への出場が危ぶまれているが、ＮＨＫサイドは「聖子さんサイドと引き続き状況を確認し協議しており、お気持ちを最大限配慮させていただく」とするにとどめている。

正籬聡放送総局長は２２日の定例会見で、沙也加さんについて「すてきなパフォーマンスが視聴者の心に届いた。ＮＨＫにとっても大事な方」と感謝。「心からお悔やみ申し上げます」と追悼した。

夕刊フジ　12/23(木) 17:00
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