12月19日放送の『M-1グランプリ2021』(テレビ朝日系)で審査員を務めた上沼恵美子が、『錦鯉』の優勝決定後に漏らした発言が「失言では」などと物議を醸している。

今大会の決勝には『インディアンス』『錦鯉』『オズワルド』の3組が進出。最終審査の投票前、うつむいて両手を合わせ、頭を抱える仕草を見せた上沼は「インディアンス」に投票。オール巨人が「オズワルド」に投票したが、残り5人が「錦鯉」に票を投じた。

トロフィーを受け取った「錦鯉」の長谷川政則が大粒の涙を流す中、コメントを求められた『ダウンタウン』松本人志は「今までで決勝、こんなに悩んだことなかったですね! 本当に僅差でしたけど、最後の最後は『一番バカ(なコンビ)に入れよう』って思った」とコメントした。

『インディアンス』を最終決戦「総合で選んだ」
上沼は「一番難しかったです。これまでで」と同調。「ごめんなさい、『錦鯉』に入れないで」と謝った。司会の今田耕司は「でも『インディアンス』っていうのも。3組とも面白かったですから」とフォロー。上沼は「1本目、2本目の総合でいかせてもらいました」としつつ「おめでとう」と「錦鯉」を祝福していた。

後にコメントしたオール巨人も「悩みましたね。悩みました」と、審査員はいずれも僅差の戦いだったと振り返った。

視聴者も差がわずかだったとおおむね同調している。一方で、上沼の「総合で選んだ」との発言に疑問を呈する視聴者も。決勝1本目のネタは最後の投票に影響しないのではと指摘し、2本目のネタのみで審査しないのはおかしいと批判している。

《上沼さんの2本総合での発言は失言でしょう。審査方法の否定になりファイナルラウンドを分けてる意味なくなる》
《なぜ二本目のネタだけで票出さないんだよ、なにが総合だよ》
《総合で選ぶものなの? そこのルールをはっきりさせてほしい》
《上沼恵美子、総合でとか言ってた?》
《上沼恵美子だけ、1本目と2本目の総合で審査してて草》
《勝手にルール変えるなよwww》
《上沼、2本の総合でいれたっていうた? そんな審査基準ある?》

毎回物議を醸す審査方法。今後、より高い透明性が求められそうだ。

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