https://www.j-cast.com/2021/12/20427441.html

2021年12月19日に開催・放送された「M-1グランプリ2021」(ABCテレビ・テレビ朝日系)で、審査員をつとめた上沼恵美子さんの発言が議論を呼んでいる。

決勝進出10組のうち、「オズワルド」「錦鯉」「インディアンス」の3組が最終決戦に選ばれた。それぞれのコンビが準備をする中、司会の今田耕司さんが最終決戦に向け審査員に話を聞いた。

「さあ上沼さん、この1組を選ぶというのが一番大変なんですよね」との質問に、上沼さんは
「でも私、大好きです。もう本当に、この決勝が大好きで大好きで。今日もやらせていただいているんです」
と審査員としての意気込みを語った。
今田さんが「3組とも大好き?」と尋ねると、「あのー、1組はダメだろうな、っていうのは分かっています」
と右手を胸に当て、うつむきつつ答えた。

今田さんは「えーと、ちょっと話が違うんですけども......1組が誰か、はまだわかりません。まだネタはやってないわけですから」と冗談めかして返答し、会場からは笑いが漏れた。

上沼さんの発言をめぐっては、真剣勝負に挑む芸人に対し失礼だとする批判の声が相次いだ。審査員である以上、個人的な好みではなくあくまでもフラットな気持ちで審査するべきだとする声も多い。

「上沼恵美子には怒ってる。これから3組がファイナルのネタをするって時に『1組は優勝無い』とか絶対に言ったらあかん。みんな真剣にやってる中でなんでネタを見る前に決めつけられなあかんねんって話よ。あまりにも失礼」
「上沼恵美子さんさー、決戦やる前に『1組はないなー』って言ってたけど、あれダメでしょ。好き嫌いでもう決めてんじゃん。先入観ダメだよー」

一方、「上沼さんと今田のやりとりで、1組は無いですけど...って多分あれ噛み合ってなかったよな。ランジャタイのことを上沼さんいじってた風に見えた」などといった、決勝ファーストラウンドの「ランジャタイ」の漫才をイジったコメントだったのではとする声も一部ある。同コンビは決勝10組で得点が最も低く、上沼さんが番組中「ランジャタイのときは気絶してたんですよ」と発言する場面もあった。