12/20(月) 5:15配信
東スポWeb

「一文無し」ではなくなった錦鯉・長谷川(中央左)と渡辺(東スポWeb)

 結成15年以内の漫才日本一を決める「M―1グランプリ2021」の決勝戦が19日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、錦鯉が優勝。賞金1000万円を獲得した。M―1で優勝すると、過去には賞金で引っ越す芸人も多かったが、ボケの長谷川雅紀(50)は、なかなか引っ越せない事情があるとか。そのワケとはいったい――。

 今年のM―1のファーストラウンドは、1位が665点のオズワルド、2位は655点で錦鯉とインディアンスが並んだ。最終決戦はこの3組で争われ、7人の審査員のうち5人が投票した錦鯉が見事、優勝を勝ち取った。

 優勝した錦鯉は、50歳の長谷川と43歳の渡辺隆のコンビ。長谷川は優勝した直後、大粒の涙を流したが、これについて「相方の渡辺隆が僕に抱き付いてきて、耳元で『ありがとう』って言ったんですよ。それで涙があふれてきたんですよね。普段、人にありがとうと言う人じゃないから」と明かした。

 一方の渡辺は「最も優勝を伝えたい人は?」と聞かれ「一緒に住んでいる親父に伝えたいです」と話した。

 M―1で優勝すると、1000万円の賞金で引っ越す芸人が多いが、渡辺は大会前のインタビューで「特に不便じゃないし、優勝しても引っ越す気はない」と話していた。

 一方の長谷川は「僕は引っ越す気はあるんですけど…」と言いつつ、引っ越せない事情があるという。それは一緒のアパートに住んでいる芸人がいるためだという。

「全部で8部屋あるアパートのうち、4部屋が僕も含めて芸人が住んでいるんです」。ちなみにその芸人の名は「多分知らないと思いますが、ジャック豆山、たこやきくん、古澤という3人の後輩です」という。

 錦鯉は昨年のM―1で決勝に初進出し、今年一気にブレークしたのは周知のとおり。そのため長谷川も引っ越しを考えたというが「昔、僕が全然おカネがない時に、その後輩から300円借りたりしてたので、僕が引っ越すと言うと『裏切り者!』『困ってる時は助けたのに』などと言われるので」。

 さらに後輩たちからは「引っ越すなら、オレらも一緒に連れていけ!」「引っ越して一緒にシェアして住もう」と言われるそうで「それで困ってるんです」。

 そんな事情でまだ引っ越しは実現していないという長谷川だが「いつでも引っ越したい気持ちはある。一緒に連れていく? いや、もちろん1人で住みますよ!」。

 たとえ「裏切り者!」と言われても、今度こそ後輩を切り捨てるのか?

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