漫才日本一を決める『M-1グランプリ2021』(ABC・テレビ朝日系)が19日に生放送され、長谷川雅紀(50)と渡辺隆(43)からなるお笑いコンビ・錦鯉が優勝。6017組の頂点に立ち、17代目王者に輝いた。非吉本勢の優勝は、2007年のサンドウィッチマン以来となったが、これにより、2人が所属するSMA(ソニーミュージックアーティスツ)が、2012年に『キングオブコント』を優勝したバイきんぐ、16年に『R-1ぐらんぷり』を優勝したハリウッドザコシショウ、翌17年に優勝したアキラ100%を擁することから、非吉本勢で“お笑い賞レース3冠”の快挙を達成する形になった。

 同大会は「日本一の漫才師を決める大会」として2001年にスタート。2010年の第10回開催で一旦終了し、2015年に5年ぶりに復活した。今回のファイナリストは、インディアンス、真空ジェシカ、モグライダー、ゆにばーす、ロングコートダディ、オズワルド、錦鯉、もも、ランジャタイ、敗者復活を勝ち上がったハライチの10組。

 ネタ披露の順番が「笑神籤(えみくじ)」による抽選で直前まで決まらないシステムが今年も採用され、出場者たちは常に舞台裏で待機。トップバッターはモグライダー、トリはもも。ファーストラウンドは、オズワルドが665点でトップ通過し、インディアンス、錦鯉が655点の同率2位でファイナルラウンドに駒を進めた。

 司会は今田耕司(15回目)と上戸彩(10回目)、審査員は松本人志(15回目)、オール巨人(9回目)、上沼恵美子(9回目)、中川家・礼二(7回目)、富澤たけし(5回目)、立川志らく(4回目)、塙宣之(4回目)の7人(※回数順、同数の場合は50音順)。4年連続で同じ審査員が顔をそろえるのは、M-1史上初となる。

■M-1グランプリ 優勝者一覧【参加組数】
2001年度 中川家【1603】
2002年度 ますだおかだ【1756】
2003年度 フットボールアワー【1906】
2004年度 アンタッチャブル【2617】
2005年度 ブラックマヨネーズ【3378】
2006年度 チュートリアル【3922】
2007年度 サンドウィッチマン【4239】
2008年度 NON STYLE【4489】
2009年度 パンクブーブー【4629】
2010年度 笑い飯【4835】
2015年度 トレンディエンジェル【3472】
2016年度 銀シャリ【3503】
2017年度 とろサーモン【4094】
2018年度 霜降り明星【4640】
2019年度 ミルクボーイ【5040】
2020年度 マヂカルラブリー【5081】

https://news.yahoo.co.jp/articles/3f7b80d32d858ec88b7264d932a535ddb5b3057d