12/19(日) 22:50配信
デイリースポーツ

 12R1周目1マークで4艇が転覆する(撮影・山口登)

 「第36回グランプリ」(19日、住之江)

 史上最悪、まさかの大波乱となった。

 優勝賞金1億円を懸けたグランプリ優勝戦は、圧倒的人気を背負った1号艇の峰竜太(36)=佐賀・95期・A1が、1周1Mでターンマークに激突し転覆(妨害失格)。5コースからまくり差した後続の平本真之が峰の舟に乗り上げて転覆し、その影響で2コースから差した丸野も続けて転覆。最内差しを狙っていた毒島も舟をよけきれずに転覆となった。

 結局、1周1マークで4艇が転覆するという大波乱で、次の1周2マークを回ったのは勝った瓜生正義と白井英治の2艇だけ。結局、2艇しか完走することができず、3連単、3連複が不成立となり、発売額の96・2パーセントに当たる41億1426万3700円が返還となった。

 史上4人目の連覇に挑んだ峰は、1周することもなく、まさかの妨害失格で、「迷惑をかけた。油断したわけではないけど、瓜生選手がうまかった。ターンマークにぶつかる前に、まくられていた」と完敗を認めた。

 トライアル2ndでは2回戦、3回戦と不利な5、6号艇から2着をとり、得点率1位で1号艇で優出を果たしたが、最後は悔しい結果に終わった。

 なお、これまでの返還額ワースト1位は2002年6月の宮島でのグランドチャンピオンの優勝戦での24億3513万3800円だったが、今回は大きく上回った。

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