中日の立浪和義監督(52)がFA宣言を行使してソフトバンクへの移籍を決断した又吉克樹投手(31)について初めて言及した。

 14日に岐阜市内で行われたイベントに参加し、その後、報道陣に対応。12日夜に共通の知人を介して又吉と会食し、報告を受けたという。「これはもうしょうがないですよ。残ってほしいに越したことはなかったが、ソフトバンクの資金力にはなかなか勝てないですからね」と白旗を上げた。

 それでも「本人が一番悩んで中日でやりたいという思いもあったでしょうが、選手の勝ち取った権利でもあるし、又吉の場合は特に独立リーグから初のFA資格者だった。また(ソフトバンクで)頑張ってほしい」とねぎらいの言葉を述べた。

 今季、又吉が務めた勝利の方程式。来季の「8回の男」は誰になるのか。「森もそうだし、近藤もそうだし、秋のキャンプを見た中で面白そうな投手もいた。先発をそこに回すということもありだし、まだまだこれから考えていかないといけない。祖父江も福も田島もいるし、そう考えるといっぱいいる」と現有戦力に期待を寄せていた。
東京スポーツ

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