2021年12月10日 7時34分

IOC=国際オリンピック委員会は9日、2028年のロサンゼルスオリンピックで行う競技について話し合い、その結果、この夏の東京大会から採用されたスケートボードとスポーツクライミング、それにサーフィンの3つの競技が引き続き実施されることになりました。

IOCは今月7日からオンラインで理事会を開き、ことしの東京大会の実施報告や来年の北京大会の準備状況などについて話し合いました。

最終日の9日は2028年のロサンゼルス大会で実施する競技などについて話し合いが行われ、この中で来年2月のIOC総会に提案する28の競技が決まりました。

その結果、若い世代の関心が高い競技として東京大会で初めて採用された
▽スケートボード
▽スポーツクライミング
▽サーフィンの
3つの競技が引き続きロサンゼルス大会でも実施されることになりました。

IOCのバッハ会長は理事会のあとに行われた会見で「3つの競技はいずれもロサンゼルスの文化に深く根ざしている。若者に焦点を当てているスポーツであり東京大会の成功にも大きく貢献した」と話しました。

一方、ボクシングとウエイトリフティング、それに近代五種についてはそれぞれの国際競技団体で解決すべき問題があるなどとして、ロサンゼルス大会の競技として実施されるためには2023年の総会までに問題を解決したことを理事会に証明する必要があるとしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211210/k10013382641000.html