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芝とダートでG1を制した「二刀流ホース」アグネスデジタル(牡)が8日、けい養先の北海道・十勝軽種馬農協種馬所で死んだ。24歳だった。関係者によると「放牧中の事故によって安楽死になった」という。

ミレニアム前後の競馬界を盛り上げた個性派だった。米国生まれの外国産馬として99年9月にデビュー。00年9月ユニコーンSを制すなど当初はダートで活躍していたが、同年11月マイルCSで13番人気の低評価を覆して芝G1初制覇。翌01年10月、盛岡の南部杯でダートの統一G1も制し、84年グレード制導入後初の「芝&ダートG1馬」となった。そこから天皇賞・秋、香港C、翌02年フェブラリーSまでJRA史上初の4戦連続G1勝利を達成。クロフネに続く2頭目の「芝&ダートJRA・G1馬」にも輝いた。

通算32戦12勝、国内外を含めてG1・6勝(芝4勝、ダート2勝)の成績を残し、03年有馬記念を最後に引退。種牡馬としては14年の統一G1ジャパンダートダービーを制したカゼノコや、09年札幌記念を制したヤマニンキングリーなどを輩出。昨年種牡馬を引退したばかりだった。