12/7(火) 13:03配信
中日スポーツ

三浦瑠麗さん

 国際政治学者の三浦瑠麗さん(41)が7日、フジテレビ系朝の情報番組「めざまし8」にスタジオ出演。米バイデン政権が来年2月に開催予定の北京冬季五輪で「外交ボイコット」を実施すると表明したことについて、効果的な策ではないと指摘した。

 日本時間7日未明、米政府は、北京五輪に外交官など政府当局者を参加させないと発表。五輪選手団は通常通り派遣する。中国の新疆(しんきょう)ウイグル地区での人権問題などが理由だという。

 三浦さんは「選手団を送ることになってよかった」とスポーツ選手の参加に影響しなかったことを安堵(あんど)しつつも、冷戦や地域紛争などが続いても行われてきたスポーツの祭典を「ちょっと無視している」と米国の判断を非難。

 新疆ウイグルなどのこうした問題に中国政府が「1回で言うこと聞くことないでしょう」とボイコットは効果な策でないとし、「おそらく中国って国は今後もずっと大国なんで。何十年、何百年にわたってずっと外交的にボイコットするんですか?…っていう先例つくっちゃうわけですよ」と良き選択ではないととがめた。

 続いて「スポーツの場ではやってほしくなかった」とも訴え、「日本としては、とにかく米国に追従はしないこと。自分の頭で考えて行動することですよ」と日本政府に対しては安易に米国の対応に足並みをそろえるべきではないと強調した。

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