12月1日に放送された「2021 FNS歌謡祭」(フジテレビ系)に出演した2人の“歌姫”ーー浜崎あゆみ(43)と倖田來未(39)。かつて一時代を築いた2人だが、評判は明暗が分かれてしまったようだ。

 夜9時前に、松任谷由実の「春よ、来い」を、11時台には「No way to say」を歌唱した浜崎。ところが「春よ、来い」を歌い始めた直後から、ネット上では〈こんなアニメ声だった?〉〈ユーミンに無理に寄せなくてもいいのに〉という声が増え、揚げ句に〈声も歌い方も別人みたいだった〉〈アップがなく、引きのカメラアングルばかり。あれはホントにあゆ?〉なんて、まさかの“別人疑惑”まで飛び出してしまったのである。 

 ある音楽業界関係者は「いやいや、そんなことあるわけないでしょう」と疑惑を一笑に付した上でこう言う。

「浜崎さんは足を骨折中で、そのため、FNSでは椅子に座ったきりのパフォーマンスに。それでもいつも通りに多くのダンサーと共に出演し、豪華なドレスも見応えがあった。かつては紅白で恒例だった小林幸子さんや美川憲一さんの巨大衣装がなくなったいま、浜崎さんの豪華衣装が今後は年末風物詩になるかもですよ」

 声や歌い方、そしてメイクや衣装まで物議を醸した浜崎に対して、倖田には〈昔と変わらないスタイルだったし、すごい努力〉〈声量も衰えてなくって、パフォーマンスも見応えあった〉と褒める声が多く寄せられていた。

 倖田は、“AI×倖田來未”として歌手のAI(40)と共演し、「I Wanna Know」「BE MY BABY」の2曲を披露。パワフルな歌声をお茶の間に届けた。

 芸能ライターのエリザベス松本氏は「FNS歌謡祭で、歌手としての成熟と安定感を見せつけた倖田さん。若い頃より今のほうが、見た目と年齢が釣り合ってきたようにも思えます。常にダイエットとの戦いだったと本人も明かしており、今はダイエットサプリも販売していますが、それでもあの声量や体型を維持しているところにプロ意識の高さを感じます」と倖田に対するネットの声に賛同する。

 倖田と浜崎といえばデビュー時期も近く、共にエイベックスの所属とあって〈2人は犬猿の仲〉と報じられたことも。だが、そんな話は今年1月に浜崎がインスタに投稿したある記事で、単なる噂に過ぎなかったことがはっきりした。

「浜崎さんは、倖田さんとメールでいろんな話をしたと明かしています。母として、エンタメや家族について、そしてボーカリストトークなど。2018年8月にも浜崎さんは倖田さんとのツーショットをインスタにアップしていますしね。そりゃ昔はライバル意識はあったかもですが、今や同じ時代を駆け抜けた同士としての絆がしっかりあるんでしょう」(レコード会社スタッフ)

 今回のFNS歌謡祭では明暗が分かれた浜崎と倖田。だが、ファンが何より気になるのはやはり浜崎の体調なのかもしれない。

 “休まないことが美徳”は今の時代の働き方にはそぐわない。無理をせず、じっくり体を休めた方が、ファンも安心してこれから先も浜崎を応援し続けることができるだろう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f311f28c7e70ae325ea7afaf6dedc5c8008b1d3a