2021年11月27日
まいじつエンタ

ジャンプ新連載『守れ!しゅごまる』に打ち切りオーラ…「表紙からしてヤバい」

11月22日発売の『週刊少年ジャンプ』51号から、新連載『守れ!しゅごまる』がスタートした。傑作ギャグ漫画『恋するワンピース』の作者・伊原大貴というネームバリューもあり、大きな注目を集めていたものの、読者からは「打ち切りオーラがすごい」との声もあがっている。

「守れ!しゅごまる」は、女子高生と彼女を守るボディーガードを主軸としたギャグ漫画。ヒロインの王城さなぎは、財閥の跡取り娘である高校1年生。正体不明の暗殺者に命を狙われているらしく、わずか10歳のボディーガード・鉄虎守護丸(しゅごまる)と行動を共にすることに…。

どうやら作品のメインは、常識はずれなしゅごまるによって、さなぎの周囲でとんでもないトラブルが起きる…というもの。第1話を読んだ人からは、好評の声もあがっている。

しかしそれ以上に目立つのが、《ちょっとびっくりするくらい打ち切りのオーラない?》《普通にクソ笑ったんだけど、それはそれとしてジャンプで生き残れるやつ? 大丈夫?》《もう表紙からしてヤバいニオイしかしなかった…短期打ち切りストレートコースしか見えない》《ギャグ漫画としてはおおよそ満点ではあるがパンチがない》と打ち切りを心配する声だった。


『恋するワンピース』の“ワンピ抜き”という指摘も…

ギャグ漫画として評価する声がありながら、なぜ否定的な意見が多いのかというと、おそらく伊原の前作『恋するワンピース』が影響しているのだろう。

同作はそのタイトル通り、『ONE PIECE』のスピンオフギャグ漫画。原作者・尾田栄一郎にリスペクトをささげつつ、まったく物怖じしない桁外れなギャグが持ち味だ。本家の原稿をコピペするなどの奇行も多く、編集者に「これを通す勇気は僕にはない」と言わしめるほどのきわどいネタを繰り出してきた。

ただ、その面白さは「ONE PIECE」のパロディという部分がスパイスになっていたのもたしか。「守れ!しゅごまる」のギャグもキレ味が鋭いものの、スパイスが欠けている分、物足りなさを感じる読者が多いのだろう。

前作からのファンの間でも、《概ねワンピース抜き恋するワンピースなので些か心配ではある》《別につまらなくはないけど恋ピからワンピ抜いた漫画》といった評価が下されているようだ。

怖いもの知らずな爆発力を発揮できず、苦戦しそうな雰囲気のある「守れ!しゅごまる」。今後この問題点を乗り越えて、「恋するワンピース」を超越した傑作となってくれることを期待しよう。

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