2021-11-24 05:00 ORICON NEWS
志村さん半生描くドラマ、金田明夫が荒井注さん役 ムロツヨシは“ある役”で登場
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『志村けんとドリフの大爆笑物語』追加キャスト発表(C)フジテレビ
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 昨年3月にこの世を去った日本を代表するコメディアン・志村けんさん(享年70)の半生を描くドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』が、フジテレビ系で12月27日の午後9時から放送。山田裕貴が志村さん、いかりや長介さんを遠藤憲一、加藤茶を勝地涼、高木ブーを加治将樹、仲本工事を松本岳が演じる。24日、追加キャストとして、荒井注さんを金田明夫。志村さんの父親・志村憲司さん役を渡辺いっけい。母親の和子さんを宮崎美子。福田組には欠かせないムロツヨシはある役を担当することが発表された。

 脚本・演出は『今日から俺は!!』シリーズなどで知られる福田雄一氏が担当。ドラマは、志村さんがコメディアンになることを決意し、1968年、高校卒業間際にバンドのボーヤ(付き人)としてザ・ドリフターズに携わるところから始まる。見習い時代の修業の日々、そして1974年にメンバーの一員となってから1990年代までの、想像を絶するような過酷なスケジュールや、人気の裏に隠された挫折と苦悩、葛藤を描く。

 また、毎週行われていたコントのネタ会議の様子や、徐々に築かれていくメンバーとの友情も明らかに。さらに、当時人気を博した『8時だヨ!全員集合』(1969年〜1971年3月・1971年10月〜1985年/TBS系)や『ドリフ大爆笑』(1977年〜/フジテレビ系)の懐かしい一場面ももちろん登場!山田をはじめとしたメンバー全員による、『ドリフ大爆笑のテーマ』や『ドリフのズンドコ節』。また、名作と言われる数々のコントシーンにも注目だ。

 両番組の番組最高視聴率は、『8時だヨ!全員集合』が50.5%(1973年4月7日放送)、『ドリフ大爆笑』は、40.4%(1980年12月23日放送)と、共に驚異的な数字。特に『8時だヨ!全員集合』の50.5%は、日本のバラエティー番組史上いまだ最高視聴率である。(共にビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯視聴率)。

 今回の発表を受け、キャスト陣がコメントを寄せた。

■金田明夫
あこがれのザ・ドリフターズのしかも荒井注さんの役をやらせていただいて、本当に楽しかったです。すてきな思い出になりました。みなさんが知っている実在の人物を演じることは、その人物の気持ちをどのぐらい代弁できるのかなとか、彼だったらどう思ってるのかなとまずは考えます。そして形態模写というよりは性格模写のような感じで気持ちを作っていくのですが、今回はそれを楽しんで演じられればいいなと思って臨みました。ザ・ドリフターズのみなさんが、笑いをひとつとるのに、どれだけ頑張って、苦労して、真剣に、真摯に向き合ってやっていたかということが、垣間見ていただければいいなと思います。

■渡辺いっけい
小学生の頃、荒井注さんのザ・ドリフターズの時代から毎週見ていました。当時からこの世界に興味があったので、他の子ども以上に好きで見ていたと思います。志村さんが見習いで入ってきて、はじめはあまりうけていない頃からよく覚えているので、今回の出演のお話には感慨深いものがありました。徐々に志村さんがなじんできて、あの『東村山音頭』でのブレイクは子ども心にすごく覚えているのですが、このドラマはそれをきちんと検証しているドラマになっています。“変なおじさん”以降でしか志村さんを知らない世代の人にも、非常に楽しめると思います。お父さんの名前を取って“志村けん”という名前になったということを今回初めて知って、ちょっと鳥肌がたちました。コントのシーンは、僕も一視聴者として、非常に楽しみにしています。