デイリースポーツ
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 重量挙げ女子で12年ロンドン、16年リオ五輪の2大会連続五輪メダリストの三宅宏実(36)=いちご=が18日、都内で引退会見を行った。「21年間、長く続けられて、無我夢中になれた競技人生」と振り返った。

 集大成に位置づけた東京五輪が終わったことで、引退を決断した。5度出場した大舞台には、「五輪の舞台から夢をもらった。人生の通過点なのかなと。そういう経験ができて良かった」と充実の表情だった。

 今後は、所属先のいちごで、コーチとして後進を指導するという。「指導者としてはまだまだ未熟な所はあるんですけど、選手の成長とともに頑張りたい」と意気込んだ。

 三宅は04年アテネ大会で五輪に初出場し、08年北京大会で4位。12年ロンドン五輪で女子重量挙げ初の銀メダルを獲得し、史上3組目の親子メダリストとなった。16年リオ五輪でも銅メダルを獲得し、今年の東京五輪は開催国枠で49キロ級に出場。スナッチで74キロを挙げたが、ジャークで3回とも失敗し、記録なしに終わっていた。