実在した競走馬を擬人化し、人気を博しているアプリ『ウマ娘 プリティーダービー』。ファンの間では次にどんな名馬が実装されるのか、さまざまな予想が繰り広げられている。そんな中、伝説の名馬が参戦するというリークが広まり、大きな波紋を呼んでいるようだ。

話題の的となっているのは、日本競馬史上2頭目の三冠馬・シンザン。京都競馬場のシンザン像には神を賛えると書いて神賛≠ニ刻まれているなど、その伝説はほとんど神話の領域に近い。

なぜそんな名馬が「ウマ娘化」するというウワサが出回ったのか。発端となったのは、11月10日深夜に投稿された某巨大掲示板の書き込みだ。その投稿者は、とあるグループチャットのスクショを投下したのだが、画像には馬主の親族が「ウマ娘化が決定した」とメンバーに報告しているところが写っていた。

これだけなら単なる与太話だが、掲示板に続けて投下されたのは、なんとシンザンの「三冠レイ」のカラー写真。シンザンが「クラシック三冠」を制覇したのは1964年であるため、モノクロ写真しか世間には出回っていなかった。つまり「三冠レイ」のカラー写真はきわめて珍しい代物だと言える。そのような流れから、馬主の親族が本物である可能性が濃厚になった…というワケだ。

関係者はリーク情報を否定! しかしファンの期待は収まらず…
シンザン参戦のリーク情報はたちまち拡散され、ネット上が《シンザンがウマ娘に参戦!?》《本当に本当ならスゴい話だw》《新ウマ娘シンザン説で震えてる》《シンザン出てきたらえらいことになるわ…》とお祭り騒ぎになったことは言うまでもない。

なんとも夢のある展開だが、実はこの話には続きがある。オープンチャットの管理人を名乗る人物が、ツイッター上でリーク情報について言及したのだ。その人物によると、オープンチャットに記された情報はあくまで不確かなウワサに過ぎないという。

現在は「リーク情報がデマだった」という空気が漂っている一方、《関係者が火消ししてるだけ》《はいそうですって言うわけない》などと疑う声もあり、真相は闇の中といった次第だ。

最近ではCygamesが「ウマ娘」の二次創作について厳しいガイドラインを発表しており、有名競走馬の実装に向けた布石とも囁かれている。いずれにしろ、競馬ファンも「ウマ娘」ファンもシンザンの実装を熱望していることには変わりがないため、今後朗報が届くことを期待したい。
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