日本代表は11月16日、ワールドカップ・アジア最終予選のアウェー・オマーン戦に臨み、伊東純也の先制点を守り切って1-0で勝利を収めた。

 この試合で眩い輝きを放ったのが、A代表デビューとなった三笘薫だ。ベンチスタートとなった三笘は、後半開始からピッチに姿を現わし、ファーストプレーからいきなりエンジン全開。
DFふたりを置き去りにして、ペナルティエリア付近でFKを獲得するドリブル突破で魅了してみせた。このプレーには、DAZNで解説する元日本代表監督の岡田武史氏、元日本代表の佐藤寿人氏も揃って「いいですねー」と声を上げ、
持ち味を発揮した三笘のプレーを称賛。その後も三笘はこれでもかと言わんばかりに、オマーン守備陣に対しドリブル突破を仕掛けて翻弄し、
ファウル以外では止められる気配が感じられないほどの鋭い仕掛けで再三ビッグチャンスを演出した。

 そして、この試合唯一のゴールも三笘のアシストによって生まれた。81分、敵陣ペナルティエリア付近まで攻め上がった中山雄太からパスを受けた三笘は、
素早く縦に持ち出し、間髪入れずにクロスを供給。これをファーサイドから詰めた伊東が左足で押し込んだ。

「薫からいいボールが来た」「薫が1対1の状況を作れたのが効果的だった」と、得点を決めた伊東が語るように、三笘の突破力を活かす試合運びができたことで、
後半は多くのチャンスが生まれ、前半は今ひとつ機能していなかった攻撃にも活気が生まれた。

 SNSでも三笘を絶賛する声が絶えない。「やってくれる感オーラ全開ですね!」「ワンプレーで後半面白くなるぞとワクワクさせてくれた」「三笘はジョーカーだな、
途中出場で相手の脅威になってる」「三笘薫の投入で流れが変わった」「三笘やっぱすげーな」「三笘さまさま」などと多数の称賛コメントが並んだ。

 また、解説者のセルジオ越後氏は、自身の公式YouTubeチャンネルで生配信の解説を行なうなかで、「今日のヒーローは三笘だね」と絶賛。
ともに解説を行なった松木安太郎氏も「それは三笘(め)ないと」とダジャレで応戦するなど盛り上がっていた。

 代表デビュー戦で、いきなり特大のインパクトを放った三笘。今後はスタメン起用もあるのか。森保監督の采配が注目されるところだ。

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