遠藤(後方)に辛勝した秋山はリングに横たわったまま拳を突き上げた

 DDT10日新宿大会のシングルリーグ戦「D王GRAND PRIX 2021 U」Aブロック公式戦で前回大会覇者の秋山準(52)が遠藤哲哉(30)に逆転勝利。公式戦3戦目にして待望の初白星を挙げた。

 上野勇希、火野裕士に2連敗し連覇へ崖っぷちに追い込まれた秋山は、この日も大苦戦を強いられた。サスケスペシャル、ハンドスプリング式スクリューキックと華麗な空中技で試合の主導権を奪われる。

 エクスプロイダー2連発からヒザを叩き込んで反撃に転じるが、リストクラッチ式エクスプロイダーを阻止されるとトーチャーラックボムでマットに叩きつけられる。さらに遠藤必殺のシューティングスタープレスを浴びてしまい万事休すかと思われたが、フォールされる直前に体を入れ替え首固め。電光石火の3カウントを奪ってみせた。

 辛くも勝利を収めた秋山だが試合後のリング上ではダメージの大きさからなかなか立ち上がれず。「今日は無理だ。遠藤、お前のほうが元気だろ。お前、締めてくれ」と、敗者の遠藤に締めのマイクをさせて退場した。

 ともあれようやく初勝利を収めたことで連覇への望みがつながった。「やっとだな。今日負けたら完全にダメだったから、どんな手を使ってでも勝とうと思った。油断が出るところはあそこしかないなと思って」と、ベテランの意地を見せた秋山。逆転優勝へ、残り全勝を狙う。

11/10(水) 23:02配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b41cd8d2c7a2d051ac691cf439faf87221e38e6
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