日本代表は海外組11人を乗せたチャーター機トラブルに遭いながらも敵地でベトナム代表に1―0で勝利。最終予選初の連勝を飾り、オマーンが中国と引き分けたため、B組3位に浮上。チームは12日、次のオマーン戦(16日)に備え、マスカット入り。次戦はキーマンのMF守田英正(26)=サンタクララ=が出場停止。再び試練に立ち向かう。

 異例の移動トラブルを乗り越えた森保ジャパンに、新たな難題が発生した。累積警告によりオマーン戦を欠場する守田の代役探しだ。

 守田はA代表キャップ数は12と多くはないが、ボール奪取に優れるだけでなく判断力も高く、4―3―3でともにインサイドハーフ(IH)を務めるMF田中との連係も抜群。オマーン戦も同じ布陣なら、「守田の代役」には攻守をつなぐ重要な役割が求められる。

 真っ先に名前が挙がるのはMF柴崎。ベトナム戦では後半30分に田中に代わり出場すると、積極的にシュートを狙い相手ゴールを脅かした。「力ずくでもこじ開けるようなプレーが必要」と守田が試合後に話していた課題を、ピッチで表現した点を考えても適役と言っていい。

 同43分に守田の位置に入ったMF原口は所属のウニオン・ベルリンでもIHでプレー。森保監督も「いい守備からいい攻撃につなげる推進力を生かしたかった」と、適性を見いだしている。

 A代表初招集のDF旗手も候補だ。川崎では同ポジションのレギュラーとしてリーグ連覇に貢献し、元同僚の田中とも息の合った動きを発揮できる。ベトナム戦から一夜明け、「試合でもIHは意識して見ていた。ボールを持った時はゴールに向かう、日頃のプレーを出したい」と意気込んだ。

 守田の不在は不安要素だが、定位置を狙うメンバーには絶好機。オマーンに2度目の敗戦は許されない一戦で、チームを救う起爆剤となる

スポーツ報知 11/13(土) 6:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fa62cdc2fe14d9a94e04f34d9e0f1b131c60058

写真
https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20211113-11121231-sph-000-1-view.jpg?w=640&;h=516&q=90&exp=10800&pri=l