ゴング格闘技
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c834495018c4eefdcc27ea99a7c727dccfa1404

 2021年11月5日(金)、RIZIN&DEEPファイターの白川陸斗(トライフォース赤坂)が自身のYouTubeチャンネル『りくちゅ〜ぶ』を更新。同門の朝倉未来との“ぶっちゃけトーク”を公開した。

 白川が聞き手の形で、朝倉が本当にぶっちゃけたトークを展開するこの動画。RIZINファイターについて「なんかリスクを負ってない選手が多いよね。例えば平本蓮とか、あれだけギャンギャンに言って負けたら凄い叩かれるけれど、でも彼はリスクを背負ってるじゃん。あそこで成功したら凄いし、数字を取っているし、多分PPVもめっちゃ売れたと思うのね、萩原vs平本蓮って。たしか俺の次に売れたらしいから、あの試合。その辺を出していく選手がもっと増えないとダメだよねって思っちゃうね」と、最近のRIZINに出ているファイターたちにダメ出し。

 年末にケラモフと戦いたいという白川に「平本蓮とやれば?」と平本戦を勧めると、本題のRIZINフェザー級戦線の話へ。

 朝倉は「摩嶋(一整)、堀江君とかその辺がそろそろ入って来るから。堀江(圭功)君は強いからね。金原(正徳)さんも入って来たね。面白くなってきたね」とフェザー級戦線が面白くなってきたとし、斎藤裕を破ってRIZINフェザー級王者になった牛久絢太郎について聞かれると「ぶっちゃけ、めっちゃRIZINのベルトの価値は落ちたなと思うし、だってDEEPのチャンピオンがちょこっと来て獲られたわけやん」と苦言を呈す。

 そして、白川からフェザー級トーナメントの話を振られると「ぶっちゃけた話をすると、知名度的に俺、多分UFC行けると思うんよね。日本でこれだけ知名度あったらさ。そこ挑戦しても面白いかなって思うんよね。トーナメントとかになったら俺は多分出ないね、先に宣言しとくわ。だって1年、2年そこに拘束されるやん。それはちょっとめんどいし出ないね。トーナメントが開催されたら俺はUFCと交渉するかもしれん」と衝撃発言。

 榊原信行RIZIN CEOは、タレントが揃ってきたフェザー級でワールドGPを開催したいとの意向を明らかにしており、もし開催されても朝倉は出場しないという。弟の朝倉海も当初は海外への挑戦を優先したいとの理由からバンタム級GPへの出場に難色を示していたが、最終的には「日本最強を証明してから海外へ」として出場を決めた経緯がある。朝倉未来は言葉通りフェザー級GP出場を断ってUFCと直接交渉するのだろうか。

 ここに来て朝倉未来は、海外挑戦について、意欲的な姿勢を示している。

『RIZIN LANDMARK vol.1』での萩原京平戦前には、UFC世界フェザー級タイトルマッチを戦った王者アレクサンダー・ヴォルカノフスキーとブライアン・オルテガの試合について、「リアルタイムで見ていました。とてもハイレベルなすごい試合だと思いました。どちらも精神的な強さが異次元です。RIZINの選手とちょっと違うなって。本当の意味で命を賭けている選手たちなので、UFCのトップ戦線にいる人たちの、その辺の気持ちを見習わなければいけないなと思いましたね」と、素直な気持ちを吐露。

 同階級の選手として、「今まで1、2時間しか練習をやってきていないで、試合のときだけ本気出せばいいという感じだったんですけど、やっぱり試合前の過程も見ていかないと、精神的にキツいトレーニングをしていかないとああいう試合は実戦で出来ないなと。最近の練習では精神的にキツい練習を続けてきたので、いまは結構、そういう試合が出来る自信がありますね」と成長を語り、「いろいろなトレーナーの方も言ってくれますが、ポテンシャル的に世界を狙える。この練習を続けて、世界と戦えるフェザー級の日本人は俺しかいないかなって思っています。そこを狙っていきたい」と、世界のトップどころと肌を合わせたいと語っていた。

 榊原信行CEOとスコット・コーカー代表は、RIZINとBellatorとの協力関係を表明しており、日本人選手を米国に送り込むことも検討している中、朝倉未来はどこに名乗りを挙げるか。いずれにしても世界最高峰が興味を示すのは、いかにその階級で強豪相手に勝ってきているか、だ。(以下ソースで)