2021年10月18日
https://mantan-web.jp/article/20211018dog00m200007000c.html
https://storage.mantan-web.jp/images/2021/10/18/20211018dog00m200007000c/001_size6.jpg

 俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)第31回「栄一、最後の変身」が10月17日に放送され、平均視聴率(世帯)は14.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。前週第30回の13.0%(同)から1.0ポイントアップした。

 第31回では、栄一(吉沢さん)たちは、日本で初めてとなる銀行づくりに乗り出した。さっそく、豪商の小野組、三井組に協力を依頼するも難航。民間の合同によって銀行をつくりたい栄一と、独自に銀行をつくりたい三井は対立し、三野村利左衛門(イッセー尾形さん)と熾烈(しれつ)な駆け引きを繰り広げる。

 そのころ、富岡製糸場の操業を始めたい惇忠(田辺誠一さん)は、工女が集まらないことに悩んでいた。西洋式への誤解から、「生き血を取られる」とうわさが立っていたのだ。誤解を解かねばならない。惇忠は、娘のゆう(畑芽育さん)に伝習工女になってほしいと頼み込む……という展開だった。

 「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が主人公で、連続テレビ小説(朝ドラ)「風のハルカ」(2005年度後期)、「あさが来た」(2015年度後期)などの大森美香さんが脚本を担当。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢の生きざまを描く。