高校野球ドットコム10/17(日) 16:43配信
https://www.hb-nippon.com/news/36-hb-bsinfo/50357-bsinfo202110170016

 16日、東京六大学野球秋季リーグ戦の早稲田大と明治大の1回戦は、早稲田大が9回に大逆転劇を演じ、8対5で明治大を下した。

 2点ビハインドで迎えた9回。2死まで追い込まれるも1番・蛭間 拓哉(3年、浦和学院出身)の四球から5連打を集め5得点の猛攻で試合を決めた。二死から、蛭間、福本 翔(4年、早稲田実業出身)が出塁し二死一、三塁の好機に打席には3番・中川 卓也(3年、大阪桐蔭出身)が入る。2ストライク1ボールと追い込まれた4球目の変化球を左前へ執念で運び、1点を返した。遊撃手の横をボールが抜けた瞬間、中川は吠えながら一塁キャンパスを回った。この適時打が起爆剤となり球場内のムードが一変させ、大逆転劇を生んだ。

 大阪桐蔭出身の中川。高校時代は甲子園春夏連覇を達成。根尾 昂、藤原 恭大、柿木 蓮、横川 凱の4名が高卒プロ入りするタレント集団を主将としてまとめ上げた。

 早稲田大進学後は1年春からリーグ戦出場を果たしここまで38安打を記録しており、来年のドラフト候補としても注目だ。現在3位につけ、逆転優勝へ向け負けられない試合が続く。打線の良い雰囲気を明日行われる、順延となった明治大との2回戦に持ち込むことができるか。