歌舞伎俳優の市川海老蔵(43)が15日に自身のYouTubeチャンネルを更新し「これからの未来の話」について語った。

 カメラマンと共に「この時代を乗り越えるには?」というテーマで語り合う海老蔵。「今回も旅巡業をやったんだけど、普通ではありえないような濃い内容のものを持って行ったんですよ。もう、お客さんが凄かったね。『うわー!』ってなってるし。そういうものを求めてる人もいることを強く感じた」と、コロナ下のエンタメの可能性について話した。

 「何で海老蔵歌舞伎は選ばれる?」という問いかけには「俺はそういうことに対して、あんまり考えてなくて。歌舞伎は歌舞伎で素晴らしいし、つまらない部分もあったりとか、難しい部分もあって、それも大事で。とにかく楽しんでもらいたい気持ちが第一にあるわけですよ。儲けたいという気持ちはあまりなくて」と、答えた海老蔵。

 「お金の価値ってのは、みんながそれに苦しむんだけど、そんなに無くて。やっぱり感動とか喜びとか愛とかさ、そういうものに価値があって、お金はその次に属していて。でも、世の中のシステムはそうなってるから、歌舞伎をタダで見せることはできなくて…そういうのは苦しいんだけど、理想はやっぱりタダでしょ?それはちょっと遠い未来なんだけどさ」と、紙幣に縛られない社会について持論を説いた。

スポニチ

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