J1ベガルタ仙台は5日、仙台市内で取締役会を開き、2021年度の収支が2億4900万円の赤字見込みになると報告した。1月の予算案では3億4000万円の赤字見通しだったが、9100万円の赤字圧縮となった。スポンサー収入が当初予算に対し4200万増加することやスタジアム使用料の減免などが理由。

 債務超過額は計3億7300万となる見込み。佐々木社長は、「債務超過の解消が一丁目一番地という話をしていた。2年でめどをつけて3年目で解消の予定を1年前倒します。22年度中に債務超過を解消するために、増資と協賛金で対応する」と説明した。

 現在クラブは残留争いの厳しいシーズンを送っており、降格圏19位に沈む。社長は「ノーマル、最悪、良い場合などのロードマップを作っている。(債務超過の解消については)J1、J2のカテゴリーは関係ない。(J2降格にならないように)頑張りたい」と話した。

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