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 不慮の事故などで命を落とし、異世界に転生してしまった主人公が活躍する「異世界転生アニメ」。転生する主人公のバックグラウンドやスキル、転生先の世界観などが全く違う、さまざまな作品が愛されています。

 ということで、5つの異世界転生アニメを紹介します。

●転生したらスライムだった件
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 ゼネコンの会社員だった三上悟(37歳)が、部下をかばって通り魔に刺されて死んでしまい、異世界に転生することから物語がはじまります。彼が転生したのは、モンスターとして最弱の「スライム」でした。

 しかし、異世界から転生した先の洞窟で封印されていた巨大な竜「ヴェルドラ」と出会い、友人となります。転生してから、さまざまな能力を取得し、数多の種族を配下に加えながら王国を築き、後に魔王として君臨していくことになります。2022年には劇場版が予定されている、大人気シリーズです。

●無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜
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 無職で怠惰な生活を送っていることを理由に、家を追い出されてしまった主人公が、高校生をかばったことで交通事故にあい、命を落として異世界の赤ん坊「ルーデウス」へ転生する「無職転生」。

 前世の34歳で無職の価値観を持ち合わせながら幼少期を過ごすため、生きていく上で大切なものを知っている状態なのが魅力です。トラウマから外に出ることができない中で、家族や友人たちのために、人生をやり直すように努力し、困難に立ち向かうルーデウスの姿は、多くの視聴者の共感を呼んでいます。

● 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
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 「悪役令嬢モノ」の中でも先駆けてアニメ化された、「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」(通称・はめふら)。頭を打ったことで自分の前世を思い出した公爵令嬢「カタリナ」は、自分が今いる世界が乙女ゲームの世界だということに気づきます。

 そして、このままでは自分にバッドエンドが待ち受けていることを思い出し、孤軍奮闘して破滅フラグを折っていくという物語です。また、天真爛漫な主人公の性格も面白さに拍車をかけています。こちらも映画化が決定しており、多くのラブコメファンからの支持を集めている作品です。

●本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜
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 本の虫である本須麗乃(もとすうらの)は、夢を叶えて図書館の司書に就職を決めたのにもかかわらず、多くの本の下敷きになってしまい命を落とします。「来世でもたくさん本が読みたい!」と願って転生した先は、本が普及していない世界。そんな世界で本を作って司書になる為に奮闘するという斬新なストーリーです。

 生まれつき虚弱な「マイン」という平民の少女に転生してしまった麗乃は、本を生み出すために悪戦苦闘。本が読めるならば何でもするマインは、前世の知識を使って色々な文明を発展させていきます。その過程で、巫女、神官、貴族と、少しずつ身分が上がっていくのも本作の魅力。世代問わず、多くのファンに愛されているのも特徴です。

●幼女戦記
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 アニメ第2期の制作が決定している「幼女戦記」。無神論者で合理的な考えを持つ有能なサラリーマンが、同僚から恨まれて線路に突き落とされてしまうところで、謎の「存在X」の手により異世界に転生します。そして、戦乱の真っ只中の世界で、魔道の才能に恵まれた女の子「ターニャ」として生を受け、軍人として生きる道を決意していきます。

 戦の前線に出たくない気持ちと裏腹に、有能さから武勲を立て続けてしまい、最前線で世界大戦へ身を投じていく幼女・ターニャ。世界大戦の行方だけでなく、神への信仰を強要する「存在X」からの理不尽な仕打ちとの戦いも、本作の見どころとなっています