>>888
In 80s Japanese Track Is the Best Pop Song in the World
How “Plastic Love” by Mariya Takeuchi captures the push-and-pull between heartbreak and love.
https://www.vice.com/en_us/article/435bgd/mariya-takeuchi-plastic-love-song-review

和訳
世界一のポップソングは日本のエイティーズにあり。
傷心と恋のはざまをとらえた竹内まりやのプラスティック・ラブが素晴らしい

眠れない夜にユーチュブを見るとはなしに流していると、
脳細胞にガツンとくる日本のエイティーズポップソングが流れてきた。
竹内まりやのPlastic Loveだ。

それは大脳皮質にこびりついている、
いや母親の羊水に入っていた時から
聞き覚えのあるメロディーのような気がする

この曲はいまだ行ったことのない場所に
自分を連れて行ってくれる、そんな類の曲だ。
プラスティック・ラブの場合、
東京の摩天楼に聞くものを連れ出してくれる。
そのような曲はほかにもある。
例えばニューヨークドールズのパーソナリティ・クライシスは
70年代の薬漬けのニューヨークに連れて行ってくれるし、
ドン・ヘンリーのボーイズ・オブ・サマーは
太陽の下で半ズボンをはいていた時代にタイムトリップさせてくれる。

プラスティック・ラブの歌詞はこんなだ。

すでに終わった恋に未練を残し、未練を振り切ろうと
短くなまめかしい恋を繰り返す女心を一節目の歌詞で言及し、
Don’t worryと竹内は言い放つ。
そして、愛に傷ついたあの日からずっと
・昼と夜が逆の暮らしを続けて
・はやりのDiscoで踊り明かすうちに
・おぼえた魔術なのよ
・I’m sorryと続く。
この曲は傷心後に遊び上手のふりをする女の賛歌なのである。
そしてこの歌は、そのような内なる存在を抱えるすべての聞き手にアピールするのだ。

プラスティック・ラブを聴くと、曲のトーンや緻密な音作りに触れるだけで、
日本語の歌詞がわからなくても想像力が生き生きと働く。

私はこの曲が大好きだ。物憂げなオープニングから、
ピアノが夜のきらめきを表現するような気にさせられ、
ベースラインは夜に渦巻く諸々の感情の触媒としてリズムを刻んでいる。

タケウチが日本人であること、この曲が日本語で歌われていることを考えると、
曲を聴きながら日本にいる自分を想像せずにはいられない。
でも実際は、今自分は英国の自分の部屋に一人で佇み、
静けさに雨が窓をたたく音を気にしながら、
タバコをくゆらしコーヒーカップに灰を落としている。
ユー―チューブを流している静かな部屋に、曲の英語コーラスが響く。
I know that’s plastic love/Dance to the plastic beat/Another morning comes・・・・