アメリカサッカー連盟(USSF)は、男女のアメリカ代表に同一の契約を提示した。イギリスメディア『BBC』が15日に報じている。

 アメリカ女子代表はかねてからワールドカップ(W杯)の賞金に男女で格差があることを訴えており、5月には同一賃金を求める訴訟が行われ裁判で棄却。現在は控訴中となっていた。

 USSFは以前まで、国際サッカー連盟(FIFA)が男女別の大会において連盟に支払われる賞金に大きな差があるため、女子のW杯の賞金は男子のものに及ばないと主張してきた。

 この度のUSSFの声明では「アメリカのサッカーは、すべての関係者にとって、またアメリカにおけるスポーツの将来にとって最善の道は男女のシニアナショナルチームの給与体系を統一することだと確信している」と発表。「アメリカのサッカーは、FIFAワールドカップの賞金を平等にするという重要なステップを踏まないようないかなる団体交渉協定にも同意しない」と続けた。

 なお『BBC』によれば、男女の組合は別にあるため法律上は共同交渉や同様の条件に合意する義務はないという。それでもどちらかが新契約に同意しない場合、USSFは完全な透明性を図るため、各組合を交渉に同席させるという。

9/16(木) 0:59 サッカーキング
https://news.yahoo.co.jp/articles/da52ec1a30e019df6957ac700cde00eb2a6abd95

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