9/13(月) 5:15配信
東スポWeb

ホームランテラス待望論が出ているバンテリンドームのスタンド(東スポWeb)

 恐竜打線復活を願うドラ党に悲報≠セ。ファンの間で待望論が高まっているバンテリンドームのホームランテラスだが、来年も導入されることはなさそうな状況なのだ。

 関係者の話を総合すると現時点で中日球団とバンテリンドームを運営する株式会社ナゴヤドームとの間でホームランテラス導入についての話は煮詰まっていないという。9月半ばの時点で具体的な話が決まっていないのであれば来季の導入は現実的に不可能。球団内では「去年、今年とこれだけコロナでダメージを受けているので(株式会社ナゴヤドームが)新しい投資をするのはなかなか難しいだろう」と見られている。

 バンテリンドームはセ・リーグの本拠地で最も本塁打の出にくい球場と言われている。中日のここまでのチーム本塁打数はリーグ最低の62本。そのうちビシエドが16本、A・マルティネスが1本で、日本人野手に限ると111試合で45本しかアーチを放っていない。これでは「5月や6月ならまだしも9月になっても(中日の日本人野手の本塁打数が)エンゼルス・大谷1人(44本塁打)と同じくらいなんてさびしい」「やっぱりホームランが出ないとスタンドのファンもなかなか盛り上がれないよ」と関係者やOBの間から嘆き節が出るのも当然だろう。

 中日が9―5で勝利を収めた12日のヤクルト戦(バンテリン)では7回に「しっかり打ててよかったです」という福留の同点2ラン、8回には「先頭だったので絶対出ようという気持ちでいきました」という木下拓の勝ち越しソロアーチが飛び出しドーム内はヒートアップ。スタンドのファンは一発の魅力に酔いしれた。こんなドラマチックなゲームが増えればバンテリンドームはもっともっと盛り上がるのだが…。

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