菅田将暉(28)の母親がマルチ商法を十分説明せずに勧誘したとして、消費者庁が特定商取引法違反などで行政処分を下した化粧品会社の“広告塔”になっていたと9日発売の「週刊新潮」が報じた。

 菅田の母親は美容サロンを経営しており、すでに削除した自身のブログで化粧品会社の商品を推奨・宣伝していたという。気になるのは、化粧品会社の販売員が会員を勧誘する際、「菅田将暉さんのお母さんも会員だよ」と名前を使っていたとされることだ。菅田の母親は同誌の取材に対し、〈菅田将暉や私の名前を使って勧誘されていたことが事実だとしたら、とても残念です〉と答えている。

 芸能評論家の佐々木博之氏がこう言う。

「週刊新潮を読む限り、行政処分を受けた化粧品会社と菅田将暉さんはまったくの無関係。母親も否定していますから芸能活動への影響は考えられません。ただ、マルチ商法のような場合、被害者が次々と名乗りを上げることで、問題が大きくなることがあります。菅田さんのような人気俳優はイメージが大切ですので気をつけた方がいいと思います」

 菅田は今のうちに「オレの名前を勝手に使わないでね」と母親にきっちりとくぎを刺しておけばよさそうなものだが、どうもそうならなそうな気配がする。今年1月には都内屈指の高級住宅地に“3億円豪邸”をプレゼントしたのではないかと「フライデー」が報じた。菅田は孝行息子で、親に甘そうな様子がうかがえるのだ。

「昔から芸能界には子供が売れると、まるで宝くじにでも当たったかのように勘違いする親がたくさんいました。子供はまさか自分が金儲けの道具にされるとは思わないでしょうし、そうだと分かっても、親から距離を置くのが難しい現実があります。芸能界の場合、独特の親子関係、親子間の愛情もあるのでしょう。菅田さんの親子関係がそうだとは言いませんが、少し危うい気配も感じます」(佐々木博之氏)

「文藝春秋」(9月号)でジャーナリストの西崎伸彦氏がデビュー40周年を迎えた中森明菜(56)の原点について徹底取材している。その中で〈明菜にとって歌は、家族と自分とを繋ぐ生命線でもあった〉と指摘している。芸能界に身を置く子供は多かれ少なかれ、金だけでは割り切れない何かが親に対してあるのかもしれない。いずれにせよ、人気者の菅田は“危険の芽”を早めに摘んでおいた方がよさそうだ。

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