鈴木亮平主演ドラマ「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」(TBS系)。第9話までの平均視聴率は、東京五輪開催中だったにも関わらず13.0%と高視聴率をキープしている。

 このドラマは、最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両“MER”で、危険極まりない重大事故や災害、事件現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施す。MERは、既存のドクターカーとは違い、臨床工学技士と麻酔科医が同乗し、全身麻酔による手術、人工心肺や透析まで可能で、実在の医療従事者も憧れるというスーパー医療カー。この車両によって“死者0”の救命を目指す。

「現場でのスピード感、ハラハラドキドキしながらも“きっとみんな助かって死者0”という安心感から人気の高い作品ですが、視聴者の中にはツッコミどころを探して楽しむ向きもあるようです。例えば、都知事(石田ゆり子)が『死者を1名も出さないことがMERの使命』と宣言しています。もちろん、世の中のレスキュー隊も医師もその気持ちはあるでしょうが、決して口にはできません。また、喜多見(鈴木)のように、災害現場で危険地域に足を踏み入れることも、一般的にはあり得ない。なぜなら、救命にあたる医師がケガをしては元も子もない。もちろん、ドラマだからと割り切って楽しんでいるようですけどね」(週刊誌記者)

 第10話では、テロ組織との関連を疑われた喜多見が、テロリストの椿(城田優)の罠にかかる。視聴者のハラハラドキドキは、まだまだ続きそうだ。


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