日本のワールドカップ(W杯)カタール大会に向けた、アジア最終予選がいよいよ今夜、始まる。

日本(FIFAランキング24位)は大阪・パナソニックスタジアム吹田で、オマーン(同79位)との初戦に臨む(午後7時10分キックオフ)。

 ◇   ◇   ◇

このメンバーで最終予選を戦うなら、安心してみられる。サッカー担当歴25年の盧載鎭(の・ぜじん)が選ぶ、日本代表のベスト11は誰だ−。

できるだけJ発足後の最近の選手中心で選んでみた。

システムは4−2−3−1。GKは文句なしの川口能活。のった時の能活に、止められないボールがない。

4バックは右から内田篤人−冨安健洋−吉田麻也−長友佑都。両サイドバックは、国際経験豊かで史上最強。最強センターバックを中沢−闘莉王とする人も多いだろうけれど、中央DFは経験と実績、信頼感が大事。かつてアーセナルに所属した日本人選手は何人かいるが、このクラブが30億円も投じて獲得した選手はいない。吉田へのイレブンからの信頼は揺るぎないものがある。

続けてダブルボランチ。小笠原満男と遠藤航。小笠原は攻撃的なボランチとしての能力がたけており、遠藤は守り重視。全盛期の小笠原はボールを奪われなかったし、安心してみられる。遠藤はブンデスで昨シーズン残したボール奪取の数字だけでも評価できる。

トップ下3人は、右から伊東純也−中村俊輔−久保建英。突破力にたけている伊東は、一瞬の爆発的なスピードが魅力的。左の久保は実績面ではやや落ちるが、将来性も考え選出した。

中央の中村がカギ。自分で局面を打開できるし、まわりを生かす能力は歴代日本人ナンバーワン。中村が真ん中にいれば、左サイドの長友−久保のライン、右の内田−伊東のラインとも生きるだろう。困った時の直接FKも楽しみの1つだ。

1トップは文句なしの「カズ、三浦カズ」。ゴールセンスは天性のものを持っているし、ゲームの流れ、相手の穴を見つける能力は歴代FWで最も優れている。個人的には、W杯のピッチで相手DFラインをかき回すカズがぜひ見たかったな。

あっ、監督はやはり西野朗で決まり−


日刊スポーツ 9/2(木) 16:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a1e84396bb22504fa87069e78f24486f0ad9f8a