バルセロナのジョアン・ラポルタ会長(59)は16日、クラブの負債が13億5000万ユーロ(約1760億円)にまで膨れ上がっていると明かした。AP通信が報じた。

記者会見に臨んだ同会長は、現在クラブが4億5100万ユーロ(約586億円)の債務超過(負債の総額が資産の総額を超えている状況)に陥っており、選手と契約交渉することが難しい状況であると説明。「人件費がクラブ総収入の103%にまでなってしまっている。これは他クラブより20〜25%多い数字だ」と話した。

ラポルタ会長は「メッシを残留させる」ことを公約に掲げ、今年3月の会長選で勝利。しかしメッシと再契約することはできず、サポーターから批判の対象となっている。

そのため同会長は会見で、メッシ退団の原因がバルトメウ前会長にあると主張。前会長がクラブの財政を急激に悪化させたことで、スペインリーグが指定するサラリーキャップ(年俸総額)以下に人件費を抑えることができず、それがメッシ退団につながったと指摘した。

ラポルタ会長は現在クラブが「複雑な状況にある」としながらも「数年で解決できる」とし「我々はまったく怖がっていないし、やる気に満ちあふれている。大きなチャレンジにはなるが、我々にはそれ(負債)に打ち勝つ能力がある」と強調した。

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