0001湛然 ★
2021/08/12(木) 22:41:48.15ID:CAP_USER92021/08/12 15:18掲載 amass
https://amass.jp/149807/
エアロスミス(Aerosmith)は2000年代後半、スティーヴン・タイラー(Steven Tyler)と他のメンバーの間に軋轢が生じていました。ジョー・ペリー(Joe Perry)は別のシンガーを雇ってタイラー抜きで活動したいとも考えていました。候補として挙がったひとりはサミー・ヘイガー(Sammy Hagar)でした。ジョーは当時のことをサイトUltimate Classic Rockのインタビューの中で語っています。
インタビュアーが「なぜサミーだったんですか?」と尋ねると、ジョーは次のように答えています。
「それは、本当にいつものことで、たくさんのぶつかり合いなしには、バンドを維持することはできないものなんだ。
バンド・ミーティングをしても、お互いに話をすることもなく、中に入ると、それぞれがブリーフケースを持った弁護士を連れてきて、用件を済ませて出て行っていた。
皆、最初に始めたときの皆ではなかった...。どんなバンドにも浮き沈みがあるからね。ただ、ある時点で...。
よくわからない、誰にでも何かがある。(1979年に)4年間バンドを離れ、それ以来、6枚か7枚のソロ・レコードを出したけど、もう1枚出すことになった...。
何年も前から、誰もが自分のやりたいことをやるようになった。スティーヴンがテレビ番組に出演していたのを覚えているけど、あれは素晴らしかったね。
俺は、彼がそういうことをしなければならないと思っていたし、彼がやったソロ・レコードもそうだ。バンドはそれほどタイトではなかったし、会話もあったし、弁護士やさまざまなマネージャーなど、多くの人が関わっていた。
スティーヴンは4年間の休暇をとって、自分のやりたいことをしたいのではないかと思った。だから、他のリードシンガーを探すということは、それが起こった途端に考えが浮かんだんだよ。
どういう経緯でそうなったのかは分からないけど、サムはとても穏やかな人で、付き合いやすい人だと思っていた。そして、彼は確かにパイプを持っていたから、そういう考えが出てくるのもわかる。
その時点で候補者リストはあった。物事は進み、誰もが自分のやりたいことをやって、そしてゆっくりと元の状態に戻っていったんだ。
俺とブラッドが去ったときよりも、バラバラになっていたと言えるだろう。スティーヴンにしても何にしても、“もういいよ、十分だよ”と思っていた時があった。
“絆”を保つためには必要なことだ。今日現在、俺は彼を自分にはない兄弟だと思っているよ。
俺たちは今、これまでにないほど緊密な関係を築いていると思う。再び一緒に旅ができることを楽しみにしている。長い旅になるぜ」
サミー・ヘイガーは以前、Ultimate Classic Rockにこう語っています。
「ジョー・ペリーが僕をエアロスミスに参加させようとしたことがあって、マネージメントから南米に行って試してみないかと言われたんだ。
もう少しでやるところだったよ。もし僕が試していたら、彼の代わりになっていたと思うよ。
(※中略)
そして、ビーチで目が覚めて、こう思ったんだ。“僕にはできない”。それが終わりだったんだ」
(おわり)