河村たかし市長、辞職の可能性聞かれ「ないと言うと、また感じ悪いでしょ」…処分内容の明言避ける


名古屋市の河村たかし市長が12日、会見を開き、東京五輪ソフトボール日本代表メンバーで名古屋市出身の後藤希友投手の金メダルを突然かんだ問題で、金メダルの交換について
「出来る限り後藤選手の意向に沿った形で対応して頂きたい」と考えを話した。交換にかかる費用は「個人で負担させて頂きます」とした。

河村市長は会見冒頭で「基本的に行き過ぎた発言がありまして、ご不快な思いをさせまして大変申し訳ありませんでしたと、深く反省をしております」と後藤選手に謝罪。


メダル交換にかかる費用には「私も河村たかし個人で負担というか、どういう言い方がいいのか、出させて頂きたいのですが、と。ちょっと“てにをは”はちょっとあれですけど」
「はっきり決まっていないと。それは山下会長に対応をお任せしておると。それは個人でね、当然負担させて頂きます」と個人で負担したい意向を明かした。

自身の減給、辞職などの処分については「今の所まだ、色々終わっていませんので。まだそれは考えていません」と現段階では白紙だとした。


さらに「辞職についてはどうお考えですか?」と聞かれると「今の所はまだ途中ですので。もうちょっとたってからというか、色々考えないといけないことはあると思いますけど、これからにしておいてください、それは。(辞職も視野?)無責任なことは言えませんので。辞職するということは選んでくれた方もいられますので、相当重い話ですので、ちょっとここで言うのは」と明言を避けた。


「(辞職を)視野に入れていると書いてもいいですか?」と追及されると「まずいですね。(言葉が)独り歩き。そこのとこは『何とも言いかねる』ということでいいんじゃないですか。今の時点では言いようがない」と話し、その後も「(考えは)ないと言うと、また感じ悪いでしょ。辞職するというのは最終的な話であって、選挙で選ばれた人間には重たい。今言うのは勘弁してくれないかなということです」と述べた。


愛知県でも新型コロナウイルスの感染拡大が再拡大し、コロナに関する情報が「この行為で浸透しなくなってしまったのでは」という質問には「自分自身のことはついては誠に申し訳なかったということを、ご理解していうより、しょうがないでしょ。これね」と返答。

すぐに「しょうがないってどういうことですか。そういう投げやりな態度なんですか?」と問われると、「投げやりじゃないよ。じゃあ訂正しますよ。今回のことは申し訳ありませんでしたということですよ」と発言を訂正した。


最後に処分決定の時期にも「何とも難しいですね。時間もかかるし、自分で考えないといけないですから。責任はありますので」と処分内容とともに明言を避けた。


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