8/10(火) 8:56
デイリースポーツ

キャンベル氏が直言 「スポーツ大会はできたが、果たして五輪だったのか」
 ロバート・キャンベル氏
 日本テレビ系「スッキリ」が10日、8日に閉幕した東京五輪を振り返り、日本文学研究者の早稲田大学特命教授、ロバート・キャンベル氏は「果たして五輪であったのか」と疑問を呈した。

 キャンベル氏はコロナ禍で強行された五輪を「ずっと心の画面が2つに割れるような気持ちで見てたわけですね。もちろん日本選手が史上最多のメダルを獲得し間違いなく世代交代、未来につながることはわかることですけれども、果たして五輪であったかどうかっていうこと、私はやっぱり疑問に思う」と本質的な問題を直言。

 「まあ抜かりなく破綻することなくスポーツ大会として行ったことはできたと思うんですけど、五輪というのは多様性ですとか健康ですとか平和を称える大きな祭典。無観客で行わなければならないっていうことと、国民の健康、帰国した選手1人1人の地域の人たちに本当に拡大が起きないかっていうことをこれから検証しないといけないわけで」と、五輪の理念には遠く及ばなかったこと、今後のしっかりとした検証が必要不可欠であることを指摘した。

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