深部体温40度超「重度の熱中症」だった
マラソン後 車イスで搬送の服部勇馬 執念の完走 


男子マラソンは世界記録保持者のキプチョゲ(ケニア)が終盤独走し2時間8分38秒で2連覇した。
今大会での現役引退を表明して臨んだ大迫傑(30)=ナイキ=は2時間10分41秒の6位で、日本勢2大会ぶりの入賞。
中村匠吾(28)=富士通=は2時間22分23秒で62位、服部勇馬(27)=トヨタ自動車=は2時間30分8秒で73位だった


スタート時の気温は26度。
1時間前倒しされた女子とは違い、この日の男子は予定通り午前7時の号砲だった。出場106選手中30人が棄権するサバイバルレース。

中間地点までは先頭集団につけた服部は、徐々に後退し最後は足を引きずるようにフィニッシュ。
何とか完走を果たすと、膝をついて倒れ込み、車いすで搬送された。


日本陸連によると、深部体温が40度を超える「重度の熱中症」だったという。

それでもゴールしたことに「これまで支えてくださった方や応援して下さる方が頭の中で思い出されて、その気持ちがあって最後までたどり着けたと思うし、これまで戦ってきたライバルやMGCで共に戦った選手たちの思いを踏みにじるようなことは絶対にしたくないと思い、絶対に最後まで諦めずに走りたいと思いました」と陸連を通じてコメントした。


https://news.yahoo.co.jp/articles/0d2a32465271aef7f458ea01af0110d37a160933?tokyo2020
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