8/3(火) 15:17配信
スポーツ報知

ハリー・ケイン(ロイター)

 トットナム所属のイングランド代表主将FWハリー・ケイン(28)が2日、3日からのチーム練習に参加するためのコロナ感染検査に姿を現せなかった。BBCをはじめ、英メディアがケインの不在を一斉に報道。うわさされているマンチェスターC移籍がさらに濃厚になった。

 ケインは昨季終了間際に移籍希望が公になった。昨夏にトットナムのレビィ会長と話し合い、チームの成績次第でケインの移籍を認めるという「紳士協定」があるという。しかし、トットナムの新指揮官となったヌーノ監督は「ハリー(ケイン)はうちの選手」と就任会見で断言。ユーロ2020終了後、3週間の休暇に入っていたケインがチーム合流後、直接対談で残留を促す構えを見せていた。

 ところがケインはトレーニングに合流するためのコロナ検査を欠席。トットナム側は英メディアの取材に応じず、沈黙を守っているが、ケインのこのチーム合流ボイコットで移籍を希望する姿勢を明らかにしたという見方が大方を占めている。

 ケインの移籍は実現するのか。イングランド代表首相が合流をボイコットするという力技を見せた形になったが、一方、英大衆紙『デイリー・スター』はマンチェスターCの移籍金オファーがトットナムの希望額である1億6000万ポンド(約249億6000万円)に4000万ポンド足らずの1億2000万ポンド(187億2000万円)であると報道。この数字が正しいとなると、両者の開きは日本円にして62億4000万円となり、トットナム側としてはエースを失う代償として容認できない金額となっている。

 この報道が正しければ、ケインが自らボイコットという強硬策を実行した背景も解明されることになるが、トットナムのレビィ会長も強気で知られるクラブ経営者。イングランドの至宝の移籍は今後、マンチェスターC側が提示する移籍金額がどこまでレビィ会長の許容できる数字に近づくか、そこが最大の焦点となりそうだ。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/8e12d7818e2986ba6ea6ebb44c5dfbee48c9fa4e