東京オリンピック、陸上は30日から始まり、最初の決勝種目となる男子10000メートル決勝で相澤晃選手は17位、伊藤達彦選手は22位でした。金メダルはエチオピアのセレモン・バレガ選手でした。

陸上のなかで最初の決勝種目となる男子10000メートル決勝は、レース序盤からウガンダの選手が飛び出しますが、相澤選手と伊藤選手は他の選手とともに集団で様子をうかがいました。

その後、集団の中の相澤選手の後方に伊藤選手が続くような形でレースを展開していきますが、6000メートルの手前から伊藤選手が苦しそうな表情を浮かべ、集団から離れました。

一方、相澤選手は集団の後ろを粘って走りますが、9000メートルの手前から徐々に離され、最後は28分18秒37のタイムで17位でフィニッシュしました。

伊藤選手は29分1秒31のタイムで22位でレースを終えました。

この種目、金メダルはエチオピアのセレモン・バレガ選手、銀メダルはウガンダのジョシュア・チェプテゲイ選手、銅メダルはウガンダのジェイコブ・キプリモ選手でした。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210730/k10013171741000.html
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相澤晃「終盤での余裕がなかった」

オリンピック初出場の相澤晃選手は目標としていた8位入賞に届かず「スローペースでレースは進んだが後半のペースアップについていくほど、終盤での余裕がなかった。想定していたよりは涼しかったので、ある程度、余裕は持てると思ったが湿度が結構あって、体力が持たなかった」とレースを振り返りました。

そのうえで、「海外の選手がすごく楽しんでいるように見えたので、自分も次は楽しんでレースに参加できるようにしっかり準備をしていきたい。まだまだ日本の男子の長距離界は世界との差が大きいと実感したので、しっかり自分がやれるところまで10000メートルを極めて、勝負できるように頑張りたい」と今後に目を向けていました。