松山英樹がメダル獲得圏内へ前進!

<東京五輪ゴルフ競技(男子) 2日目◇30日◇霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県)◇7447ヤード・パー71>

こんなキャディバッグ見たことない チェコ代表の珍品

雷雲接近による中断、そして3日目へ順延と荒れた1日になったこの日、2アンダー・20位タイから出た松山英樹がチャージをみせた。16番を終えボギーなしの6バーディ。トータル8アンダーの暫定3位まで浮上し、母国でのメダル獲得へ前進した。

スタートの1番でバーディ発進。すると3番パー4で、2打目を1.5メートルにピタリとつけて2つ目のバーディを奪った。6番パー4のティショット前にはホーンがなり、ここから2時間23分の中断を挟んだが、再開した後にここでワンオンに成功すると、13メートルを2パットで沈め、さらに1つスコアを伸ばした。前半を終え首位とは5打差。完全に追撃態勢が整った。

さらに10番パー3ではチップインバーディを奪い、その勢いは加速。13番パー4で3.5メートル、16番パー3では90センチのチャンスを決めた。17番パー4で残り1.4メートルのバーディパットを残し、サスペンデッドとなったが、「きょうは度重なる中断があったなかでも、自分としてはよかったと思っています」と気持ちよく会場を後にした。3日目もチャンスの場面から1日が始まる。まずはこれをきっちりものにしたい。

前日振るわなかったティショットの改善に向け、ドライバーをスリクソン『ZX7』に変更して臨んだこの日。フェアウェイキープ数は前日の「6」に対し、第2ラウンド16ホール消化時点で「5」と数字的な変化はなかったが、大きく曲げるような場面は明らかに減り、許容範囲ともいえる位置からグリーンを狙えるシーンが増えた。それを証拠にパーオン数は「10」から「12」に増え、グリーンを狙うショットがチャンスにつく回数の増加が、そのままスコアにつながったという印象だ。

暫定首位のザンダー・シャウフェレ(米国)とはわずかに3打差。「このままの調子をキープできるよう、しっかり準備して、第3ラウンドにつながるように頑張ります」と、さらにバーディを積み重ねていく。第2ラウンドの続きは3日目の午前7時45分に再開し、午前9時30分から第3ラウンドが開始。“ムービングデー”を、メダル獲得に大きな希望を残す位置で終えたい。

7/30(金) 19:22配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/7634b8b439e2caf53cdf3dc27684587126e2308f
https://i.imgur.com/5caBSSa.jpg